世界がその美しさに唸る!!有田の柿右衛門様式!JAPANが誇る美術界の巨人!

柿右衛門窯の絵皿職人・窯元・会社

白磁の有田焼に赤色の絵付けを行い、焼成に成功させた初代柿右衛門!!今回は「今や15代目まで受け継がれる柿右衛門様式」の歴史を遡り、今や代表作品・通販経由で販売される現代向け作品とちょっとだけそのお値段まで紹介しちゃいます!!

ヨーロッパ磁器界の頂点「マイセン」を生み出した柿右衛門様式の有田焼!!

かつてのマイセンの画像

17世紀後半になって、ヨーロッパへ輸出された「柿右衛門様式と呼ばれる日本の磁器(有田焼)」は現地で絶大な人気を誇ってきました。

現在、ヨーロッパ磁器界でトップに君臨する名窯マイセンも「日本のように優れた磁器を作りたい」という熱意が創設のきっかけになっています!!

また、マイセン磁器はドイツのアウグスト王の至上命令の元、中国磁器の複製よりも多くの「柿右衛門様式の焼き物」を模倣して作られてきました!!

まさにヨーロッパに多大な影響を及ぼしてきたのは「JAPANの柿右衛門様式」だったんですね!

ドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王は東洋磁器の屈指の蒐集家であり、アウグスト軍に属する兵士600人とプロイセンの王が所有していた中国の壷151個を交換したという逸話も伝わっています。


https://www.meissen-jp.com/history.html

ヨーロッパでの古伊万里は、それ自体を愛でるというより、宮殿を装飾するインテリアとして用いられていました。特にドイツのアウグスト強王は驚異的な古伊万里のコレクターで、手に入れるため、自分の兵隊を売り払ったほど。アウグスト強王はやがて、マイセンで磁器開発を命じます。これが現在のマイセン窯にあたります。


http://saga-travelsupport.com/spot/detail.html?id=808

マイセンでは当初、中国の磁器が複製されていたが、1720年代からは柿右衛門様式や伊万里を手本として、模倣品が大量に作られるようになった。柿右衛門や伊万里があまりに大規模に模倣され改作されたため、その起源が東洋にあることが忘れ去られるほど、ヨーロッパの磁器の一部へと浸透していった。

そもそも柿右衛門様式ってなに??どんな焼き物なの?

柿右衛門窯の花瓶

有田焼の中でも柿右衛門様式というのは、白地の有田焼に「赤・黄・緑」「青・紫・金」といった様々な色を使って鮮やかな絵柄を施した焼き物になります!!
柿右衛門(源流)の柿右衛門様式の有田焼は、平均値段が25000円~30000円となっています!
通販でも販売されているモノを含めると「納得できる値段のモノ」を自分で探せるみたいですが、柿右衛門様式の特徴を学んだ上で信頼できる販売サイトからの購入を検討される方が良いかもしれません!


http://www.toguri-museum.or.jp/gakugei/back/1109.php

柿右衛門様式は、主に大和絵的な花鳥図などを題材として暖色系の色彩で描かれ、非対称で乳白色の余白が豊かな構図が特徴である。上絵の色には赤・黄・緑、そして青・紫・金などが用いられる。同じ有田焼でも、緻密な作風の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷様式と異なり、柔らかく暖かな雰囲気を感じさせる。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E4%BA%95%E7%94%B0%E6%9F%BF%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80

柿右衛門様式といえば、〈濁手(にごしで。乳白手とも。)〉と呼ばれる純白の素地(きじ)に明るい絵付けが特徴


http://www.toguri-museum.or.jp/gakugei/back/1109.php

伝統技術を継承し、現代向けに作られる柿右衛門様式の有田焼!!

柿右衛門窯の酒器セットの画像

赤や青を鮮やかに絵付けに取り入れる柿右衛門様式の有田焼!15代目柿右衛門を筆頭に、多くの窯元が技術を継承しながらも「人々の発想を超えた現代風の柿右衛門様式」を世に生み出しています!

今回はその代表的な作品を紹介していきます!!

1640年代に初代柿右衛門が赤絵を創始し、白磁の美しさとの調和性を究極まで高め、柿右衛門様式として1670年代に確立しました。その美意識は以降15代に渡り現代まで途絶えることなく脈々と受け継がれています。


https://kakiemon.co.jp/
柿右衛門窯のぐい呑み

15代目の柿右衛門を継がれた酒井田柿右衛門先生のぐい吞み容器の作品です!

伝統ある白色の素地に施される梅の絵付けに繊細さを感じる作品です!

本作品は品切れとなってしまいましたが、他の先生の芸術品は値段も70000円ほどする作品が多いようです!!

また残念ながら先生の作品は、ネットではなく大型の小売店でしか購入できない場合が多いようなのでお買い求めの際はぜひ注意してくださいね!!

インターネット通販で購入できる柿右衛門様式の有田焼!!

15代まで続く酒井田柿右衛門先生の作品は、大型のデパート店でしか購入できない場合が多いのに対し、今やインターネット販売を通じてのみ購入できる「柿右衛門様式が特徴的な作品」も多くあります!ここではネット販売を通じてのみ購入できる代表作品を紹介します!!

柿右衛門様式のぐい呑み

悠々と泳ぐ魚の絵柄は、まさに今でも飛び出しそうなリアリティーを感じる代表的な「柿右衛門様式の色絵烏賊図」です!

ぐい吞みの表面に魚を捕らえるイカの迫力ある絵柄が見られる本作品の値段は30000円!

桜の夫婦湯呑

有名窯元・小畑裕司先生が天皇皇后陛下に献上された作品「桜図の夫婦湯呑み」です!

華やかな桜の繊細な絵柄はとりわけ高い写実性を感じる芸術品です!!

ちなみに通販からの販売価格(値段)も30000円です!!

有田焼ネット販売の有名店 JTOPIA!!

先に取り上げた2作品はネット販売の最大手「JTOPIA」で販売されています!!

本サイトでは今回紹介した「柿右衛門様式以外の多くの有田焼商品」も、くりいむしちゅーのミラクル9や朝日新聞・日経新聞等、多くのメディアに紹介されています!

贈り物として柿右衛門様式の有田焼を購入する時は、ぜひお使いになられると良いと思います!!

安倍総理によるルクセンブルク訪問の際、ルクセンブルク首相への贈呈記念品に【献上手古伊万里焼】染錦本金吉祥紋蓋付夫婦湯呑 【天皇皇后陛下献上記念品】夫婦湯呑 色絵銘銘桜図の2品が選ばれました。


https://www.jtopia.co.jp/media

当店の天眼鏡(有田焼ルーペ)が外務省より、来日されたマレーシア首相へのご贈答に選ばれました。


https://www.jtopia.co.jp/media

当店の飾り大皿【献上手古伊万里焼】染錦本金花籠青海波図と瓢型酒器セット 瑠璃水滴が、本邦の外務省より、来日されたオランダ国王陛下への献上記念品へと選ばれました。


https://www.jtopia.co.jp/media

14代酒井田柿右衛門先生の作品が買えるICHIBANKAN!!

一番館の画像

現柿右衛門様式(15代目)の前、14代目酒井田柿右衛門先生の作品が唯一ネットで購入できるサイトです!!

取り扱い作家の数も豊富で、有田のみならず唐津の窯元さんの作品も取り扱ってます!

当初から肥前の三右衛門として、唐津の中里太郎右衛門、有田の酒井田柿右衛門、今泉今右衛門の各先生の作品と、それぞれの窯の作品とを取り扱ってまいりました。その中でも唐津焼には特にこだわりを持ち、中里太郎右衛門、中里重利、中里隆といういわゆる中里三家をメインに、それ以外にも真剣に作陶に取り組んでおられる優れた陶芸家の作品をご紹介しております。


https://www.1bankan.com/about/?cartsessid=280e63f6901b4c997e32963dbeb917ff

仕入れにも気をくばり、ぐい呑ひとつを取りましても、直接窯元に赴き、私の目で確認して、よい出来の作品と思われるものだけを販売しております。


https://www.1bankan.com/about/?cartsessid=280e63f6901b4c997e32963dbeb917ff

柿右衛門様式の最高技術を受け継ぐ名匠!仁窯・小畑裕司先生!!

小畑裕司先生は、柿右衛門様式の最高技術を受け継ぐ有田の名門家元「仁窯」の窯主!!

通常の有田焼の窯元さんとは違って、ろくろから絵付けまでの全ての工程をご自身で行っていらっしゃる方です!

代表的な有名作品は先ほどの天皇皇后陛下へ献上された「桜図の夫婦湯呑み」ですが、その他多くの芸術品を創作されています!!

詳しく知りたい方がいれば、先ほどのネット販売の名店「JTOPIA」でお目当てに叶う作品を一度探してみてはいかがでしょうか??

小畑 裕司 (Yuji Obata)
1961年生まれ。
青山学院大学法学部/佐賀県立
有田窯業大学校 製造学科卒業
現在、有田市「仁窯」の窯主として様々な作品を創作している。


http://black-arita.com/

仁窯にお邪魔しました。ここは小畑裕司さん の窯で、分業制の有田にあって轆轤から絵付けまで一人で全てをこなす作家さんです。淡いピンクの正円子という色でサクラをはじめ、色々な動植物、古典文様を繊細なタッチで描いておられます。


https://ameblo.jp/guinomi-daisuki/entry-10395262826.html

小畑の創り出す色は特徴的あり、特に、絵具「正円子」を使いこなして描き出すピンク色は、Obata Pinkとも呼ばれ、生き生きとして壮麗で、これほどの高いレベルでこの色を使いこなせるのは、小畑しかいない。


https://www.yucreation.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%9F%E3%81%A1-artists/%E5%B0%8F%E7%95%91%E8%A3%95%E5%8F%B8-yuji-obata/
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