佐賀県有田町の名所トンバイ塀通りのご紹介

有田焼のあんなことやこんなこと

佐賀県の西部に位置している有田町は日本の伝統工芸品の1つに数えられる有田焼の産地とて有名です。有田は豊かな自然に恵まれたエリアで、観光に訪れる人も多くいます。この辺りには歴史や自然が身近に感じられるいくつもの名所がありますが、その中でも観光客からの人気を集めているスポットの1つには「トンバイ塀通り」も挙げられます。

トンバイ塀通りとは

トンバイ塀通りには、他の地域では見られない独特の景観があるのが特徴です。そもそもトンバイという言葉自体、あまり聞きなれないと思われがちですが、トンバイとは登り窯に使用される耐火レンガのことです。有田町の一部のエリアでは、壊した耐火レンガの廃材や陶器の破片を赤土で塗り固めて塀に再利用されています。廃材を使用して作られているとはいえ、反対に他には無いような独特な味わいがある景観になっているのが特徴で、歴史ある焼きものの町・有田ならではの風景と言えるのかも知れません。

江戸から続く景観

このような壁が佐賀県の有田町で作られ始めたのは、江戸時代の頃からと言われています。今でも現存する塀を町内の中心部の裏通りに見ることができますが、かつてに比べると今では数が少なくなりました。古い時代には川沿いにあったいくつもの有田焼の窯元の敷地を囲むようにトンバイ塀があったのだそうです。塀で窯元の敷地を取り囲むことによって、それぞれの窯元の大切な技術も守っていたと考えられています。 佐賀県の有田町を訪れたらトンバイ塀をよく観察してみると、焼きものの町ならではの歴史ある風情を感じることができるかも知れません。耐火レンガであるトンバイが赤土に塗り込まれているだけでなく、使わなくなった窯道具が埋まっているのも見てとることができるでしょう。釉薬がかかり、光沢があるレンガも一部埋まっているのも面白いところです。

大イチョウの木も間近な観光名所

「トンバイ塀通り」や「トンバイ塀のある裏通り」と呼ばれている通りは、泉山弁財天神社の境内にあることで知られる泉山大イチョウの近くにあります。有田の観光スポットの1つにも数えられるこのイチョウの木は、樹齢およそ1000年程であると考えられています。樹高は30.5メートルで根回りは12メートルもあるという巨大さです。日本一の大きさであると考えられていて、大正時代にはすでに国の天然記念物にも指定されていました。JRの上有田駅から徒歩で10分ほどのところにあるので、有田町を訪れたらトンバイ塀通りを散策するのと合わせて立ち寄ってみるのもおすすめです。 この大イチョウのある付近からトンバイ塀のある通りは、有田陶磁美術館のあるあたりまで繋がっているのが特徴です。この美術館は、佐賀県の重要文化財にもなっている貴重な有田焼を見ることができるスポットとなっています。建物は明治7年に建てられたという倉庫を改築して造られていて、外観から趣ある風情があります。そのレトロな趣きにはトンバイ塀通りの味わいある景観とともに、有田の歴史を感じられる印象です。

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