波佐見焼を代表するシンプルモダンな白山陶器について

伝統工芸品・民芸品

白山陶器の成り立ち

白山陶器は長崎県の波佐見で作られている陶器で、波佐見焼を源とした焼き物です。波佐見焼は慶長の時代に藩主の大村氏が朝鮮から陶工を連れてきたことから始まり、斜面に複数連ねた大きな連房式登窯で大量に食器を焼いてきました。初めは釉薬を使って陶器を焼いていましたが、質の良い土を見つけたことから釉薬を使わない磁器の生産が盛んになりました。磁器の原料も初めは青磁が中心でしたが、白い磁器には天草の石が白い石が適していることがわかってから、それを原料に磁器を大量生産するようになり、一時期全国の生活雑貨の3分の1のシェアを占めることもありました。 そんな400年の歴史を持つ波佐見焼を現代風にアレンジし白山陶器として生産を始めたのが、1779年に創業した現在の白山陶器株式会社です。

白山陶器のコンセプト

大衆向けの磁器を大量に生産していた波佐見焼と同じように、「使いやすくて生活に中に馴染むもの」を作ることをモットーに器づくりを行ってきました。人々が使うところをイメージし、「華美でも平凡でもなく飽きない」ということを常に念頭に置きデザインを考えてきた白山陶器の器は、これまでに数多くの賞を受賞しています。

白山陶器の醤油さし

このような特徴を持つ白山陶器の中でも、特に有名なのが醤油さしです。持ちやすいように上部にくびれを持たせ、ふたには注ぐ量が調節できるように穴が開いていて、注ぎ口は緩やかなカーブを作って液だれがしないように工夫された醤油さしです。

白山陶器の平茶碗

また通常の茶碗よりも平べったく、薄くて軽い「平茶碗」も有名で人気があります。このような特徴があるので手に持って食べやすくなっていて、しかもその平茶碗は100種類ほどのデザインのものがあるのです。平べったい形をしているのでご飯をだけでなく、他のおかずを入れてお皿のように使うこともできます。

ブルームシリーズ

「ブルーム」というシリーズの食器も人気で、白い磁器と青色のコントラストが北欧の食器を思わせるような府に気を持ったシリーズです。そのほか白磁とセピア色の渋い色合いで、麻糸を巻き付けたようなデザインの「麻の糸」シリーズも注目を浴びています。

白山陶器のモットー

デザインから製造まですべて波佐見町で手掛けられ、庶民が楽しめる食器を作ってきました。生活に馴染む器を作っているため、リーズナブルな価格で購入できるのも魅力のひとつです。醤油さしをはじめポットやコーヒーカップ、椀や皿、ようじ立てや箸置きなど普段の生活で使えるような食器類がたくさんあります。 白山陶器の器の底に「も」と書かれた器がありますが、それは代表するデザイナーの森正洋氏のサインです。普段使いができる器のデザインを考え、工場で大量に生産して多くの皆様に使っていただいて共有することで、デザインを考える喜びを感じるという信念を持っていたデザイナーです。森氏の作品は美しいデザインというだけでなく、実用性も兼ね備えた作品となっています。その「も」に魅力を感じ手に取るお客様も多く、高い人気が続いています。

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