清水焼に代表される日本の伝統「京焼」の歴史から茶碗・湯呑まで!

京焼の鉢伝統工芸品・民芸品

歴史ある清水焼は京焼??ざっくりと学ぶ「京焼の歴史」と「京焼の特徴」について!!

みなさんは「京焼(きょうやき)」という焼き物について聞いたことがおありでしょうか??

「京焼」というのは、読んでその名の通り「粟田口焼(あわたぐちやき)・御室焼(おむろやき)・清水焼(きよみずやき)に代表される京都の(焼き物の)芸術品・作品」を総称して呼ばれる陶磁器のことを言います!!今では「京焼=清水焼」というイメージで定着されていますが、歴史的には必ずしも、それは正確な解釈ではないんですね^^;!!

では何故、京焼という名のブランドが国内で未だに親しまれているのか??またその歴史的経緯(如何なる状況で「京焼」と呼ばれる焼き物、陶磁器が国内で普及されていったのか?)を始めとして、その「京焼」自身の特徴について如何に簡単にご説明していきます!!

そして、終盤では京焼に関する具体的な理解が(少しばかりw)進めた上で、西の伝統磁器(石でできた焼き物)として日本を代表する「有田焼」との比較について簡単ご紹介しちゃいます!!

また、最後に「京焼と有田焼、上質な伝統工芸品を購入できるおすすめの通販サイト」をご紹介して記事を締めくくらせていただきます^^!!

京焼の茶碗

京焼(清水焼)の歴史とは??

京焼の歴史に関しては、不明瞭なことも多いようですが、どうやら慶長(1590年ごろ:徳川家康の幕府時代)に(京焼が)生産され、広く普及していったとされているようです!!

そして、この江戸時代、京都内の様々な場所で様々な焼き物が作られることになります!この時から作られ始めてきた焼き物は「粟田口焼・八坂焼・御室焼・清水焼」といった芸術品であります!

「京焼」というのは、(実は京焼というブランド名というよりは)もともと「京都で作られてきたやきものを総称」して呼ばれてきた作品のことを言います(先ほどの粟田口焼・八坂焼・御室焼・清水焼などですね)!!

ここで「日本の京都で陶器が登場してきた敬意」を必要するために少し時代を遡ると、17世紀始めに入ってから、茶道等の文化が広く流通し、陶器の必要性(需要)が高まったことが(京都作の陶器製作につながる)起源と聞きます!

ここで必要になってきたのが「陶器(土を材料にして完成させる焼き物)を作る技術」です(瀬戸焼や唐津焼の技術を用いて、多くの焼き物が世に表れ始めたのも、この時期だと言います)!!

京都で最初に焼き物(最古の焼き物)が確認できたのは、粟田口(現在の京都市東山区)にて、寛永年間(1624年から1645年の間)に作られていた「粟田口焼(粟田焼)」だと言います!その後、有名な「清水焼」が作られ、これに続き「御室焼」等がどんどん京都から「文化(伝統工芸品)」として発信されていく事になります!!

京都ミュージアムの画像

京焼と清水焼

その京焼ですが、現在では「京焼=清水焼」という解釈で用いられることが多いようです!その理由について詳しいことに関しては、明確に解明されているわけではないと思いますが、とにかく時代の流れとともに残れたのが「清水焼」だったようで、現在では「京焼=清水焼」というスタイルで日本、そして世界に発信していく「JAPANの伝統工芸品(文化)」の一つになったんです!!

京焼の原料

また、後にご説明しますが「京焼」のメインは陶器(土でできた焼き物)です!それに対して、「有田焼(伊万里焼)」は磁器(石でできた焼き物)になります!その上で、両者に共通しているのは「焼き物に色絵付けの美しい模様をほどこした豪華な作品である」ということでしょう(陶器に最初の赤色の絵付けを行ったのは京焼のようです)!正に「陶器の京焼」か「磁器の有田焼(伊万里焼)」と称されるほどの焼き物として多くの方から高い評価を得ているようです!!

京焼の特徴とは??

ここで、京焼についての簡単な特徴についてお伝えしておこうと思います!!

後の「有田焼との比較」のところでも、ご紹介させていただきますが、とりあえず「京焼は陶器(土でできた焼き物)」というイメージでとらえていただければ良いと思います!!

そして、その京焼の目玉になるのが「(磁器ではなく陶器で)日本で最初に赤色の絵付けを完成させた歴史と伝統を受け継ぐ作品の数々」でしょう(磁器で最初に赤色の絵付けを完成させたのは、有田焼の柿右衛門様式)!!以下の写真は、その土もの(陶器)に鮮やかな赤色による模様を表現した「(作品自体の)温かさと美しさ」が感じられる作品です!!

京焼(清水焼)が、有田焼と似ていて非常に興味深い点は「染付・天目(釉薬を用いた窯変技法)・青磁」といった(古来)中国大陸より伝わってきた「高度な絵付け(色付け)技法」に基づいてその文化(伝統工芸品としての品質)を大いに向上させてきたことです!!

基本的に、日本の焼き物(有田焼や備前焼)といったものは、その作品らしさ(作風)を表現する作り方(技法)がある中、「京焼(清水焼)」は特徴がない焼き物とも言われています!ただ、その京焼(清水焼)の特徴を「京都で生まれた模様や繊細な絵をあらゆる方法で彩る芸術品」と考えるなら、未だ進化を継続し続ける「未来に向けて大いなる可能性を持つ陶磁器の一つ」として評価ができるように思います!!

実際に見てみよう!京焼(清水焼)ってどんな焼き物?眺めてみるとわかる「京焼」らしい夫婦湯呑や茶碗!!

京焼(清水焼)の夫婦湯呑になります!土もの(陶器)なので軽く表面を叩くと、磁器の石の感覚とは違う柔らかい印象を受けそうな作品です!京都「昇峰窯」さんによる芸術品です!!

京焼の夫婦湯呑

本作品は、有田焼でもよく使われる「釉薬(うわぐすり:素焼きした焼き物に満遍なくかける薬品のことで、これを使うことにより作品につるっとした光沢や触り心地をつけたり、作品自体に鮮やかな色模様をつけたりできます)を用いる技法」により完成されています!!浮かび上がってきたひらひらと舞う桜の花模様」が紅と紫の背景色に自然と溶け込み(焼き物)全体に美しい一体感を表現しています!!

有田焼にもよく見られる技法ですが、クールでモダンな作風としても対応でき評価されそうな面白い作品ですね!京焼(清水焼)らしさは陶器か磁器かどうか直に見て判断しないと難しいですが、鮮やかな色模様を天目技法(釉薬で色を表現する方法)で作品を表現できる可能性を感じ取ってもらえればと思います!!

京焼(清水焼)の茶碗:

「銀彩桜花紋蓋付飯茶碗」京焼(清水焼)風のスタイルで完成された高級茶碗なります!!模様も含めた作風とは関係ありませんが、器自体にも使いやすさ(機能性)の面で改善に改善がほどこされた「現代の京焼(清水焼)」と言えるかもしれません!蓋つきの茶碗は陶器ならではの温かみがあります!焼き物自体のフォルムもなかなか美しく、シンプルな作りになっている作品ですね!!

色合いに関しては、先程の夫婦湯呑のケースと似てて、「手書きの技法」と「(美しい色を器に背景色として表現するための)釉薬の高い開発力」によって完成された芸術品という感じでしょうか?「楽峰窯」さんの作品です!!京焼(清水焼)の良さを伝統的に継承している窯元さんのようですね!!

満開の桜を表現できる「高度な有田焼の技法と並び称されるほどの京焼(清水焼)の色付け技術のポテンシャル(可能性)」を大いに感じさせてくれる一品です!

京焼の茶碗

復習を兼ねて!陶器の京焼(清水焼)と磁器の有田焼の関係について!!

先ほど、ご紹介しました「京焼(清水焼)の歴史とは??」の中でも「京焼は17世紀日本でブームとなった茶会において陶器がどんどん必要となってくるといった歴史的背景により、そういった焼き物(粟田口焼とか清水焼に代表される京焼)が京都で作られるようになった」とご説明させていただきました!!

ここで京焼(清水焼)とあるものを比較できれば面白いと考えていました!そのあるものとは「日本で400年ほどの歴史を持つ、今や日本から世界へその文化が発信されることができたいされているMade In Japanの伝統的焼き物、有田焼(伊万里焼)」と「京焼(清水焼)」の関わりについてです!!

しかし、残念ながら「直接的な京焼(清水焼)と有田焼(伊万里焼)との関係性」を示す情報源にはあたることができず、深いレベルで調べることができませんでしたが、ただ重要なことは「(中国大陸から伝わってきた)多くの焼き物」が時の日本の上流階級や皇室の方々の間で重用されてきたことから、有田焼や九谷焼などといったきっかけ(起源)から焼き物の普及が活発になってきていることは疑いようもないことです!京焼に関しては、もちろん大名や皇室(貴族)の間での茶会に用いる文化として、京都の地でブランド焼き物を地産地生させるとの意識のもと生まれてきた文化であろうと思われます!!

清水焼の作り方

土を用いて作られているので、まずは土もみから始めることになるでしょう。土もみは土の中から空気を押し出して全体を均一するためにとても重要な作業です。何度も練っていくことで均一化することができれば、完成した焼き物の質が高くなります。土もみを終えた後はろくろ成型を行いますが、これは回転する円盤に土をのせて遠心力の力を借りながら成型を行う過程です。高度な技術が必要であり、見た目が美しい焼き物を作れるようになるまでには長い修業が必要だと言えます。ろくろ成型が終わったものが生乾きになると生地を金属のヘラを用いて削っていき、全体を整えることができれば素焼きに移ることができるでしょう。素焼きは600度から800度の低温で焼く過程であり、素焼きを行うと絵つけや施釉が可能となります。 焼き上がったら、呉須や酸化鉄などの金属や顔料を用いて下絵つけを行い、釉薬をかける施釉を行いますが、施釉によって焼き上がった焼き物の透明感を出したり発色させたりすることが可能です。1,200度から1,300度の高温で本焼きを行い、これが終わると上絵つけを行います。上絵つけでは金や銀、銅などの酸化物が用いられることが多く、これによって豪華さや華やかさが感じられる焼き物に仕上げることができるでしょう。最終的に低温で焼き上げる上絵焼成を行えば作品が完成します。このような伝統的な方法で京焼は作られており、この作り方が受け継がれているので今でも美しい京焼を手にすることができると知っておきましょう。

清水焼の作家や窯元

森 俊山は、1957年に京都で生まれた陶芸作家で、京都府陶工訓練校、京都市立工業試験場陶磁器を修了した後にデビューしています。 1980年の京展入選以降、日本新工芸展や日本陶芸展に日展と、名だたる展覧会の入選で注目を集めることになります。 1983年以降は各種の賞の受賞の連続で、順調なキャリアアップを図り、一流の陶芸作家の仲間入りを果たします。 拠点としている京都の窯元俊山窯は東山区泉涌寺の麓にあって、大正6年に開窯した歴史を持ちます。 森 俊山の作風は、代々受け継がれている京焼の祖の1人尾形乾山の写しがベースで、京都清水焼の伝統を継承しつつ、現代的に洗練されたものとなっているのが特徴です。 中でも四季の花々を描いた作風が広く知られていて、森 俊山自身が俊山窯の真骨頂とまで言っているほどです。 また300年前の技法を採り入れたり、瀬戸・信楽・伊賀の土の配合を工夫することで、色合いや風合いと形のバリエーションを増やしています。

陶あん

陶あんは大正11年創業の老舗で、京都東山泉涌寺に開窯、依頼現代まで代々技術が受け継がれている名窯の1つです。 今では常時20名ほどが作業を行う大所帯で、京都の数ある窯元の中でも規模が大きいです。 初代の土渕俊雄は伝統的な京瓦の職人で、日本最古の博物館の東京国立博物館日本館で瓦が採用された実績を持ちます。 2代目の土渕這褘は陶彫作家として注目を集め、3代目土渕善英はドイツで彫刻を学び日本に技術を持ち帰っています。 更に釉薬の研究にも熱心で、鮮やかな発色と強度の両立に成功した人物です。 当代の4代目土渕善亜貴が現在の陶あんの当主で、多様な結晶が楽しめる花結晶の開発に成功、技術の確立に至りました。 陶あんの作品は鮮やかな色絵付や独自の花結晶、伝統的で深みのある天目に職人が手描きで仕上げる染付と、主に4種類の定番シリーズを展開しています。

雅楽窯

雅楽窯の陶芸作家高田雅楽は、京都の炭山に工房を構え、弟子を取らずに独自の表現を追求し続けている伝統工芸士です。 京都で生まれ育ち、地元で陶芸を学び着実に実力をつけて、複数の展覧会で入選を果たしています。 成形や絵付けに本焼きと、全行程を1人で取り組みやり遂げる拘りようですから、作品の完成度の高さが優れます。 2002年に経済産業大臣指定の伝統工芸士に認定されていますから、1976年に京都でグループ展を開いてから実に26年で功績が認められた形です。 雅楽窯の作風はシンプルなのに味わい深く、素材の質感や絵付けがあたたかみを感じさせたり、使う人に愛着を覚えさせます。 茶褐色の焼締に一珍技法を用いる一珍盛りは独自のもので、端正な仕上がりと雅やかさが楽しめる作品揃いとなっています。 実用性に申し分はありませんが、京焼ならではの繊細さを併せ持っていますから、日常的に使用する中で作品の魅力を楽しむことができます。 手に馴染む肌触りの良さと、使い込むことで変化する性質があるので、長く飽きずに愛用し続けられる作品が多いといえます。

実際に使える焼き物(や鑑賞用の)「京焼(清水焼)や有田焼(伊万里焼)」がご自宅で探せる通販サイト!

今回の記事(「京焼(清水焼)の歴史」から始まって、その特徴!そして「有田焼(伊万里焼)」との比較についてまで)いかがでしたでしょうか??

本記事を通じて、みなさまの中で少しでも「京焼(清水焼)や有田焼(伊万里焼)」へ、またそれに次いで「様々な(伝統的なものから新しく斬新なスタイルとして国内・世界へ流通しつつある日本の)高級陶器や高級磁器」についてご興味をもっていただけると幸いです!!

さて、本記事を締めくくる最後のテーマとなりましたが、ここでは「(これまでご紹介させていただいてきました)京焼(清水焼)や有田焼(伊万里焼)」を大型のショッピング施設(百貨店等)まで足をお運びにならなくても、ご自宅でご購入いただける「おすすめの(「京焼(清水焼)」と「有田焼(伊万里焼)」を扱う通販サイト)」を簡単にご紹介していきます!!

京焼(清水焼)の「松韻堂」:幅広くオリジナリティーのある商品をお手頃価格で!!その伝統的な京都の雰囲

京焼(清水焼)を専門的に取り扱っておられる「松韻堂」さんのサイトがおすすまです(以下にリンクを貼っておきますが、検索するとすぐでてきます)!!取り扱い商品は「湯呑みや・ご飯茶碗・スープカップ」といった、日常生活で使える品々に加えて、お手頃価格のアウトレット商品も販売されています!!

値段はお手頃価格で販売されているので、自分たちが使う用の(使い捨て商品も含めて)商品をご購入される場合に向いているかもしれない通販サイトになりますね(高級ギフトとして、探す場合は若干使い方が難しいかもしれないですね)!!

ただ、やはり驚くべきは、その品数の豊富さにあります!!コーヒーカップやスープカップといった伝統的には(少なくともイメージ的には)馴染みがあまりなさそうな商品まで、オリジナリティー性を発揮してモダンな「陶器の作品の一つ」として仕上がっている点についてはお見事と言えそうなサイト構成になっています^^!!店長も現役のろくろ師、京都生まれの京都育ちの谷口先生が京焼(清水焼)らしい上品な作品を選別して販売していらっしゃる「京焼(清水焼)なら間違いのないサイト」とも言えそうです!!

京焼(清水焼で陶器)は、その京都発祥というイメージからも「海外から来られるお客様(ご友人)」に対しても、話題が事欠かない歴史と伝統を本質的に備えている芸術品ともいえるジャンルなので「陶器特有の温かい雰囲気」や「ご自宅で和のカラー」を導入されてみたい方にとって、すごくおすすめできるサイトなので、ご興味がおありの方は是非、こちら(以下のリンク)のサイト「松韻堂」さんでの(商品の)ご購入を検討されてみてくださいね^^!!

有田焼と伊万里焼のプレゼント専門店:JTOPIA

高級陶磁器プレゼントのJTOPIA

日本の磁器を代表する「有田焼(伊万里焼)」を「JTOPIA」は中心に取り扱っております!!高級ギフトを主軸とした通販ショップになりますが、高品質で一生使える高級ギフトの値段としてはお得な特A品質の作品が多く揃っています!!

中でも「油滴天目の巨匠」と呼ばれる真右エ門先生の作品「銀河を有田焼(伊万里焼)の模様として表現した芸術品」や、柿右衛門様式(有田焼三洋式の一つ)を引き継いで、細い筆で繊細かつリアリティーを追求した躍動感のある魚や桜図(ひらひらと舞う花びらや桜の大木の絵)を描く(仁窯)小畑裕司先生の傑作作品も購入いただけます!!

また「JTOPIA」は、高級ギフトとして贈る有田焼専門通販プレゼントサイトです。実績としては、天皇皇后両陛下や安倍総理の欧州訪問の際に海外への要人向けのギフトとして選ばれたお品などや、オランダ国王陛下やマレーシア首相へのギフトとしても選ばれてきた「メディアでも取り上げられた定評のある焼き物サイトとして評価をいただいてまいりました。

「京焼(清水焼)や備前焼・唐津焼」といった陶器とは違う、模様や色付きの豪勢なる可能性を芸術(ART)の中で感じてもらいたい方に、また日本ツウ(日本文化にご興味をもたれる外国のご友人など)の方々への贈り物や企業の周年記念、結婚記念日や結婚祝い(結婚内祝い)や長寿のお祝いとった「様々なイベントで贈るギフト」をお探しの方は是非JTOPIAにご来店くださいませ。

全国最大級の高級有田焼・伊万里焼専門店:JTOPIA

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