デンマークの名窯 ロイヤルコペンハーゲンってどんなメーカー?

世界の工芸品

ロイヤルコペンハーゲンはデンマークに所在する、世界的に有名な歴史と由緒ある陶磁器メーカーです。元々はフレデリック5世の王妃であったジュリアン・マリー皇太后の命によって、1775年にデンマーク王立磁器工場として設立されました。ジュリアン・マリー皇太后の兄弟カール1世も、ドイツのフュルステンベルクに磁器工場を創設しており、その影響を受けたとも言われます。

国内産業を担う一産業として

いずれにしても亡きフレデリック5世の後を継いだ皇太后は、デンマークを統治する君主としての使命から、このような磁器製造を通じて、国内産業の発展と経済の健全化を着実に実現していきました。1868年には工場の株を大商人に売却して民営化されましたが、売却の際の条件であったロイヤルの称号は残り続けます。そして2012年にフィンランドの企業に買収され、現在に至っています。

ロイヤルコペンハーゲンの特徴

ロイヤルコペンハーゲンの陶磁器でまず特徴的なのが、3本の青いウェーブが入ったマークです。これはデンマークの重要な海域である、スンド海峡と大ベルト海峡そして小ベルト海峡を意味します。もう1つ見逃せない特徴が、王冠のマークです。当初はハンドペイントされていましたが、1870年からは刻印が押されるようになりました。王冠のデザインも時代を追うごとに変化を続けながら、現在に受け継がれています。

コバルトブルーのカラーリング

そしてロイヤルコペンハーゲンといえば、何といってもコバルトブルーを中心としたカラーリングでしょう。コバルトブルーの顔料は高温での耐久性に優れるため、最後の焼成前にも絵付けが可能。これがブルーの鮮やかな見栄えを実現するのです。そして熟練のペインターがこのコバルトブルーの顔料を使って、牛の耳やトナカイの腹部の毛を使用した繊細な筆で、丹念に絵付けをしていきます。その絵付けのパターンも、ロイヤルコペンハーゲンの魅力的な特徴です。中国の影響を受けたパターンを単純化し、菊やキジムシロあるいはナッツフラワーといった花や草などの絵柄が、純白の陶磁器に美しく繊細に描かれています。

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