【有田焼】夫婦湯呑 砧青磁 本金彩 "空乃光"

日本では明治ごろまで、人々は布を板に打ち付け柔らかな手触りと美しい艶を出していました。
その衣を打つ板、つまり衣板「きぬいた」が転じて「砧（きぬた）」と呼ばれるようになったそうです。
この湯呑にも筆舌にしがたい衣のような柔らかな青磁の美しい艶が表れております。
静かなる夜長に、響きわたる砧の音色は、人の心に沁み入る趣があり、
かの松尾芭蕉も以下のように詠んでおります。
「声澄みて北斗に響く砧かな」

湯呑をひとたび持てば、有田焼の美しさを感じていただけることでしょう。
天草産の高級陶石を用いて作陶された湯呑みは軽やかで持ち手を疲れさせません。
唇にすっと馴染むような柔らかなカーブで広がった口縁部、
底部へと流れ込むような曲線美は、
硬質に焼成されていながらも、柔らかな印象を与えてくれる湯呑みに仕上がっております。

器の原材料には九州天草産の最高級天然陶石を使用。1300度の超高温で焼成する有田焼磁器は、絹のような触り心地でありながら硬質で吸水性がなく、汚れが付きにくいためお手入れが簡単です。陶器のような土臭さもございませんので、飲み物の香りを存分にお楽しみいただけます。保温性、保冷性も抜群。世代や年代を問わず様々なシーンでご使用いただけます。

幕末期の日本を訪れた欧米の知識人たちは、日本文化や工芸品、心温まる人々の暮らしに感動し、まるで理想郷( UTOPIA )のようだと感嘆したそうです。私たちは日本( JAPAN )が育んできた豊かな文化と、未来への希望を込め日本の理想郷「JTOPIA」として、日本の伝統美や職人たちのものづくりから生まれる感動のストーリーをお届けいたします。