60歳祝いの赤いギフト 湯呑み 彩雲

辰砂、彩雲のいずれの技法とも実のところ歩留まりが悪く、焼成するたびに窯の中でその大半が残念な結果と終わってしまいます。そのため窯変技法を知り尽くし、得意としてきた真右エ門のこだわりの技法によってその一つ一つが作成されております。湯呑が窯の中の焼成される工程において、斑紋や結晶の出方が異なるため、世界に一つしかない異なるデザインの素晴らしいペアの湯呑です。

少しミステリアスな感じもする風景の彩雲は、昔から「彩雲を見た人へは幸運が訪れる」と信じられて来ました。仏教的にも何か特別な事が起きる際に、よく見られる現象と認識されており「瑞雲」とも呼ばれるそうです。また、阿弥陀如来が菩薩をしたがえて五色の雲（瑞雲＝彩雲）に乗って来迎する図も描かれていることから、彩雲は良いことが起きる前触れの一つ（瑞相）と信じられ、この現象が現れる事は吉兆だと言われているそうです。

幕末期の日本を訪れた欧米の知識人たちは、日本文化や工芸品、心温まる人々の暮らしに感動し、まるで理想郷( UTOPIA )のようだと感嘆したそうです。私たちは日本( JAPAN )が育んできた豊かな文化と、未来への希望を込め日本の理想郷「JTOPIA」として、日本の伝統美や職人たちのものづくりから生まれる感動のストーリーをお届けいたします。