一挙に解決!有田焼と伊万里焼の違いとは?特徴や歴史、3大様式って?

有田焼のあんなことやこんなこと

有田焼と伊万里焼ってそもそも何?

日本の焼き物といえば有田焼や伊万里焼が有名ですが、この2つは何が違うかご存じですか?有田焼とは、佐賀県有田町周辺の地域で焼かれた磁器の総称です。約400年前に誕生し、日本における磁器の起源となっています。
当時、有田に定住した朝鮮半島の陶工たちが陶器の製法に磨きをかけ、さらに柿右衛門らが色絵磁器を生み出し有田焼の技術はますます進化していきます。
17世紀後半になるとその芸術性の高さが評価され東インド会社が有田焼を買い付けるようになるのですが、これらの有田焼を伊万里の港から輸出していたことから「伊万里焼」と呼ばれるようになったということです。つまり、もともと同じものなのですね。

有田焼の特徴と原材料

焼き物は、大別すると土器、陶器、石器、磁器に分けられますが、有田焼は磁器になります。
磁器とは陶器よりも更に硬質な部類の焼き物です。
薄くて軽い仕上がりで華奢な印象ですが、1300度の高温で17時間以上かけて焼成されているために、
実際には硬くて丈夫で耐久力もあります。また、指で軽く弾くと、澄んだ高い金属音がします。他の焼き物に比べるとツルツルとしている触り心地も有田焼の特徴です。磁器愛好家の中には有田焼のなめらかな肌触りがたまらないという人もいらっしゃいます。
硬くて耐久性が高く割れにくい上に軽くて薄いので、昔から日本全国の殿様級の人々に珍重されてきました。
原料としては当地で採掘される粘土の鉱石である泉山陶石や天草陶石などが用いられており、製造するための技術はもちろん重要なのですがこの二つの陶石は強度が高く美しく焼きあがるという特徴があるため他の土を配合する必要が無く、単独の陶石のみを使用して磁器が製造できるのは世界的に見てもこの二つの陶石のみといわれており、当地が日本磁器の起源となったのも原料に恵まれていたというのが大きかったといえます。
天然陶石の特徴としてもう一つが、透き通るような白です。かつてはその特徴から欧州の貴族より”白い金”と賞賛を浴びたこともありました。
透明感ある白磁の有田焼は絵柄のキャンパスとしてもふさわしく、磁肌に描かれた絵付けの美しさでも評判になり。
古伊万里や柿右衛門、鍋島等の様式があり、ヨーロッパの陶器に多大な影響を与えています。
今でもヨーロッパでは有田焼の人気は高く、現在にも通じる世界最高の磁器だったことが判ります。

有田焼色絵桜の花瓶

有田焼400年の歴史

有田焼が生産される以前の国内では陶器の生産が主となっていたのですが、17世紀に発生した豊臣秀吉による文禄・慶長の役の2回の出兵の際に朝鮮から多くの陶工が連れてこられたことにより国内では初となる国産の磁器として1610年代より生産が始まりました。
つまりこの有田が日本磁器の起源といえるのですが、初期に作られた伊万里焼は白磁に青で模様を表した染付磁器で、これは当時の中国の技法ではなく朝鮮で主に用いられていた技法となります。
やがて有田で窯が増える中で濁手の乳白色の生地に赤を主調として文様を描いた柿右衛門様式や、金彩がはいる豪華絢爛な金襴手なども登場するようになります。それらは東インド会社を通じ、世界中に輸出されることになり、欧州の王侯貴族から絶賛を浴びることになります。

李参平の画像

日本が誇る「有田焼」の発展に最も貢献した人は「李参平(りさんぺい)」という朝鮮出身の焼き物職人さんでした!!

李参平は豊臣秀吉の朝鮮出兵で撤退の際に、日本に連れてきた職人で多久(現在の佐賀県)という地域に定住し陶器を焼いていましたが、更に上質の磁器を作りたいがために上質の原料を探す旅に出たと言われてます!!

その後、多久から旅に出た李参平は遂に有田で「良質の磁石(材料)」を発見し、それを用いて有田焼(磁器)を作り日本から世界まで幅広く普及させてきました!!また日本で最初に白磁を作った人物も李参平であると言われています!!

朝鮮から九州、そして有田へ!有田から国内・海外へ!その流れで「磁器の焼成技術」が石川の「九谷焼焼成のきっかけ」にも繋がっていくことにもなります!これが「佐賀ブランドの有田焼の起源」だったんですね!!

欧州の名窯 マイセンに影響を及ぼした有田焼!

伊万里焼夫婦湯呑の画像

17世紀初頭に国内に多く普及した有田焼だったんですが、その世紀の終わりごろに「JAPANの美しい焼き物」の存在を聞きつけた東インド会社が有田焼を買い付けるために何度も日本にやってくることになりました!!

その焼き物は佐賀の有田で作り上げられ、伊万里の港から輸出されていた経緯から「伊万里焼」とも呼ばれるようになったのです!

今では「古伊万里(古い伊万里)」と呼ばれる焼き物は、江戸時代(1610年頃~幕末)の間に焼かれたものであるので、(現)伊万里焼とは区別して使われています!!

知っておいて損はない!有田焼の三様式!!

日本で最も有名な工芸品ブランドとして知られる「有田焼」ですが、「陶磁器に描いた美しい絵付け模様(文様)」の特徴の中でも、最も知られている3種類の有田焼(絵付け)様式である「有田焼三様式」から柿右衛門様式、鍋島藩窯(色鍋島)様式と古伊万里様式をご紹介し、その代表的な(有田焼)模様の特徴についてお教えします!!

柿右衛門様式とは?

有田焼のことを調べていると「柿右衛門様式」という言葉をよく耳にしませんか?
柿右衛門とは酒井田柿右衛門のことで、初代は江戸時代、有田の地で活躍しました。乳白色の地肌に赤色系の色絵を描くその手法を、柿右衛門様式といいます。
柿右衛門の作品は17世紀後半にはヨーロッパに多数輸出され、王侯貴族の間で絶大な人気を博したそうです。ドイツの名窯で世界的に有名なマイセンは、「東洋の美しい磁器に匹敵するようなものをつくれ」というポーランド王からの命を受けて開かれたといわれています。

柿右衛門様式の特徴

柿右衛門様式は濁手とよばれる乳白色の下地に、余白を活かしながら、繊細な黒い線と赤・緑・黄・青の色で花鳥風月を描いているのが様式の特徴です!また絵柄は左右対称に描かれているのが基本です!!
日本独特の花や鳥や景色をそれまでの色彩とは違い赤や青、黄色や緑を使って表現したものです。
のちに紫や金も使うようになりますが、左右非対称に絵付けをしたり、もみじに鹿などの決まったパターンの特徴的な図柄があります。

柿右衛門様式の皿

日本で最初に赤色の絵付けを行った有田の名門窯「柿右衛門」の柿右衛門様式です!!

有田焼の特徴的白色スタイルの中でも、飾らない色で上品に美しい一品に仕上がっています!

かつて、自軍が保有する600人の兵隊と純白の硬質磁器を交換したドイツのアウグスト王が特に製法技術を職人に熱心に学んでもらい、多くの模造品を作らせたかったのは「柿右衛門の特徴色」が美しかったからだと言われています!!

【有田焼柿右衛門様式】 小畑裕司作品の通販:世界が愛した柿右衛門様式の名匠

なお、JTOPIAでは、柿右衛門様式の継承者として名高い小畑裕司氏の作品を多数取り扱っています。柿右衛門様式ならではの余白の美を活かし、可憐な桜の絵図を描いた「色絵銘々桜図」のシリーズは、特に人気を集めています。
小畑氏の作品は、その美しさ、クオリティの高さが認められ天皇皇后両陛下への献上品にもなりました。
JTOPIAは、小畑氏の仁窯(じんがま)最大の取り扱い店です。湯呑やお茶碗などはもちろん、コーヒーカップ、絵皿、花器など、さまざまな商品が揃っています。
誕生日や結婚祝い、長寿祝いなど大切な方へのギフトとしてふさわしい品格を持っているため、自信を持ってお贈りいただけるかと存じます。

鍋島藩窯様式とは?

「鍋島様式」は17〜19世紀にかけて鍋島藩直営の御用窯で献上品として特別につくられたものです。乳白色の上に余白を活かした 鍋島藩窯様式とは、青みを帯びた地肌に裏文様が描かれ、くし高台が施されているのが特色となります!技法的には3つに分かれています! 色鍋島、藍鍋島、鍋島青磁です。 「色鍋島」は染付を基本に赤と青、緑が用いられた技法が特色で、古くから藩主が使用する食器や、幕府などへの献上品とし用いられました!「藍鍋島」は藍色で精緻に描かれた図柄が見事です!「鍋島青磁」は文字通り、自然の青翠色が際立つ技法です!!

色鍋島様式の皿

色鍋島の特徴

有田焼の鍋島藩窯様式は「色鍋島・染付・青磁(せいじ)」と呼ばれる3種類の特徴的色合いを代表する様式ですが、中でも白色に鮮やかな絵付けが光る作品がこの「色鍋島」になります!

柿右衛門様式と違い、春をテーマにした絵付けがほどこされることが多い「鍋島藩窯様式」は長年、佐賀藩や諸大名のみならず、海外の要人や貴族向けに献上品として送られてきた芸術品でした!!

「色鍋島」は美しいながらも、豪勢な色合いから「八代将軍(徳川吉宗)の奢侈禁止令」により禁止されてきた文化でしたが、現代ではその圧巻の芸術品を作ってきた技法は再び脚光を浴びています!!

その色合いや絵付けの特徴としては、見る者へうったえかける四季の情緒の中でも常に「春」を貫く作品といえます!

基本的には「赤・青・緑」の三色を基調とした芸術品を作り出す様式として知られています!!

古伊万里様式

古伊万里様式は、染付、金襴手が代表です。濃い染付の藍色の素地に、赤や金の上絵の具を贅沢に使った作品や、色絵の上に金泥や金粉で豪華な模様をあしらった作品が特徴です。多様な絵模様と装飾性は、当時の元禄文化を反映して豪華絢爛なものです。植物や動物、幾何学、唐草模様などが描かれています。多様なモチーフで全面が埋め尽くされたものが多いです。福右衛門窯は現代において唯一献上手こ伊万里焼様式の作品を手描きで作り続ける窯元です。

現在の有田焼の特徴

誕生して400年を迎える有田焼は、佐賀県有田町を拠点にして作られる陶器の総称です!
有田焼の特徴をひと言で表現するなら、まず第一に、透き通るような白磁の美しさがあげられます。磁器独特の肌合いを生むのは白く硬い陶石という石です。有田の泉山で陶石が初めて発見したのが磁器づくりの始まりであり、有田焼はこの陶石なくしてはあり得ませんでした。
有田焼は磁器の滑らかな触感と硬くて丈夫なため、日常の食器としても愛用されてきましたが、その一方で藩の伝統工芸として格調高い作品も作られてきたことも大きな見どころといえます。

400年の歴史を持つ有田焼ですが、伝統を活かしながら進化を続けています。
現在の有田焼は日本のみならず世界レベルで選ばれる磁器です。
近年、人気の高い有田焼としては、白磁の透かし彫り技術を活かしたものや釉薬を最大限に活かした作品等があります。
日展特選に選ばれた有名作家さんもいらっしゃいますし、皇室献上品も有田焼には多いのです。
有田焼では、磁器のランクを明確に規定しています。
アウトレットやワゴン品のB級品、一般の量販店などにあるA級品、通常のルートでは買えない特A商品があります。
有田焼の窯元は100軒以上ありますが、その中でも有名窯元や有名作家さんはごく一部です。
高級有田焼と言われる特A商品は希少価値が高く現在の有田焼を代表する作品が多いのです。日本の磁器の元祖である有田焼は、他の陶磁器とは違う特徴があります。
有田焼の特徴を知ることで日本の磁器の歴史も感じることができるのです。
400年前から人々に愛され続けてきた有田焼。JTOPIAでは、特に品質が優れている特Aの商品のみを厳選していますので、大切な方へのギフトとして自信を持って贈っていただけます。

有田焼の高級絵皿の画像

写真は柿右衛門様式の大皿です!1640年代に登場した初代柿右衛門の絵付けの技法「白磁に赤色を導入した最古の技法」を伝承して作られた芸術品で、有田の名門「仁窯」の小畑裕司先生によって作られました!!

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九谷焼と有田焼の違い、歴史と特徴

九谷焼の花瓶

九谷焼の歴史は江戸時代の初期に加賀藩前田家の命により、 茶人として知られていた前田利治が九谷村で陶石を発見されたことをきっかけに焼き物作りを始めたと言われています!!

前田は加賀の藩士だった後藤才次郎を(佐賀県)有田へ、磁器作りの技術習得のために派遣させました!それがきっかけとなり、九谷に磁器作り用の窯を作りました!!

その九谷窯は1730年ごろに閉鎖されたそうですが、現代でも長く愛されている九谷焼は「有田焼技術から磁器の作成技法を学び作られてきた焼き物」として歴史を築いてきたんですね!!

ちなみに現在の九谷焼とは石川県の能美市を中心に金沢市、加賀市、小松市などの地域で焼かれる色絵付けの磁器のことを指します!!

九谷焼の始祖前田家の家紋

絵柄や文様の特徴に関して言えば、有田焼が「白色の磁器に絵付けをほどこす作品」が多く見られるのに対し、九谷焼は「赤色・黄色・緑色の絵付けや文様が色濃く見られる作品」が多いことが大きな違いとして挙げらます!!

また、高級な有田焼に限って言えば天草産の陶石を用いて生地を作り、乳白色の素地の上に繊細かつ豪勢な絵付けを贅沢にほどこす作品は九谷焼では見られない特徴です。

両者の共通点と言えば、陶器(“土”を材料とした焼き物)ではなく磁器(“石”を材料とした焼き物)であるということが挙げられますね!!

【天皇皇后陛下献上記念品】夫婦湯呑 色絵銘々桜図

ギフト向け有田焼通販のJTOPIAで人気の「天皇皇后両陛下に献上された桜絵の夫婦湯呑セット」です!作られた窯元さんは有田の名門「仁窯」の小畑裕司先生になります!!
柿右衛門様式特有の澄んだ乳白色の素地に、繊細な桜の絵付けが満遍なく施されている芸術品です!!

華やかで繊細な桜の絵付けは、小畑先生による「(ピンク色の強弱にまでこだわった)高い写実性を再現できる高度な技法」により完成されてます!!
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