雪割草 花塗夫婦椀「結」。本作の黒と溜の夫婦椀は、輪島の地に咲く雪割草を大胆に描いた一対の逸品です。厳しい寒気の中でも気高く花開くその姿を、艶やかな花塗の技法で椀に表現しました。
黒は漆本来の深く沈んだ艶を纏い、静かな威厳を漂わせます。一方、溜は気品を纏い、漆黒の奥に燃える深い紅色。使うほどに透明感を増し、歳月とともに表情を変えていく色合いです。この言葉に尽くせぬほど奏で合う、二色の夫婦椀は、寄り添いながらも各々の美しさを保つ、夫婦の理想の姿を映しています。
1818年創業、十代にわたり技を継ぐ田谷漆器店が、百二十四の工程を経て仕上げた一対。同店の器はアメリカ合衆国大統領への贈答品にも選定され、世界にその美意識を認められました。結婚祝いや記念日など、二人の門出を飾る贈り物としてお選びください。





























