【有田焼】茜辰砂茶入『塾柿』

Name: 【有田焼】茜辰砂茶入『塾柿』
Brand: jtopia-japan
SKU: 4818
Price: 110000.0 JPY
Availability: InStock

炎と哲学の遺産、茜辰砂茶入『塾柿』

掌（たなごころ）に宇宙を映す、稀有な茶入です。戦国時代、一国の城にも匹敵すると言われた茶入の価値は、所有者の精神性や凝縮された「宇宙観」を映す鏡でもありました。

二代真右衛門（馬場九洲夫）作の『塾柿』は、翌年の豊穣を願い残す「最後の一果」に込められた、未来への希望と慈愛の哲学を宿しています。

器を包む紅色は、燃えるような暁の空を思わせる真右衛門窯の『茜辰砂』。古来より極めて難しいとされる辰砂の技法は、作者が「伝統は革新の連続」という信念のもと、制御不能な炎と対話し、数多の挑戦を経て生み出した結晶で同じ色は二つと存在しません。

『塾柿』は、その哲学、暁の空を写す紅色、そして掌に宇宙を映す思想を、窯変（ようへん）という偶然の美により、世界でただ一つの存在として表現しています。

静寂の中でこの茶入を手にすると、自己の内なる宇宙と向き合う「瞑想の器」となるでしょう。この類稀なる物語の継承者となる喜びを、ぜひご所蔵の上でご体感ください。

¥110,000

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日本陶芸界の巨匠神業の窯変師

真右エ門（真右エ門窯）

Sinemon

真右エ門（馬場九洲夫）は、窯変技法において日本を代表する作家です。「窯変」とは焼成中に土や釉薬に含まれる成分が化学反応を起こし、独特の色彩や結晶、結晶を生む現象の事を言います。その天然自然の美は宇宙の神秘にも例えられます。真右エ門は２０１２年度、日本最大の美術展であり、陶芸界で格別の権威と名誉ある賞の一つである。第四十四回日本美術展覧会(日展)工芸美術部門の特撰受賞の快挙を成し遂げました。 2000年の県展50周年特別賞をはじめ、12年の現代工芸美術九州会展覧会最高賞など数々の受賞歴がございます。

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名に秘められた哲学と歴史

茶入れ『塾柿』この名は、晩秋の梢に一つ残し、翌年の豊穣を祈る「最後の一果」である『残し柿』に込められた、未来への希望と慈愛を象徴します。戦国時代、一国の城にも匹敵すると言われた茶入の価値は、所有者の精神性、美意識、そして凝縮された宇宙観を映す特別な存在でした。二代真右衛門はこの哲学を継承し、現代の「美の継承」を問いかけます。

奇跡の色彩「茜辰砂」

この茶入を包むのは、燃えるような暁の空の色、真右エ門の『茜辰砂』です。古来「裕福になりたくば、辰砂を焼くことなかれ」と畏れられたほど困難な技法は、制御不能な炎との対話の末にのみ生まれる奇跡の結晶で、二つとして同じ紅色は存在しません。数多の挑戦の果てに、窯の中で一度だけ現れた、世界でただ一つの炎の美術品です。

唯一無二の価値と「窯変」

塾柿の哲学、奇跡の紅色、そして掌に宇宙を観る思想。これら全てが、窯の炎が生み出す「窯変（ようへん）」という一度きりの現象によって結晶しました。この茶入は、唯一無二の存在です。静寂の中で手にするとき、それは単なる道具であることをやめ、所有者自身の内なる宇宙と向き合うための「瞑想の器」となるでしょう。

作者・二代真右衛門の哲学

この稀代の器を創造したのは、「伝統は革新の連続」と断言する、二代真右衛門（馬場九洲夫）です。氏の哲学は「窯の炎が織り成す至高の芸術」。手のひらに宇宙を観るという思想のもと、彼は辰砂の困難さに挑み続けました。この茶入は、革新者である氏の飽くなき美の探求心が表現された作品です。

物語の継承者へ

この茜辰砂茶入『塾柿』は、「最後の一果：炎と哲学の遺産」という類稀なる物語を秘めています。その紅は見るたびに表情を変え、尽きることのない美の感動をもたらします。この唯一無二の美術品をご所蔵いただくことは、その物語の継承者となることを意味します。ぜひ、この深い精神性をご所蔵ください。

JTOPIAの想い

幕末期の日本を訪れた欧米の知識人たちは、日本文化や工芸品、心温まる人々の暮らしに感動し、まるで理想郷( UTOPIA )のようだと感嘆したそうです。私たちは日本( JAPAN )が育んできた豊かな文化と、未来への希望を込め日本の理想郷「JTOPIA」として、日本の伝統美や職人たちのものづくりから生まれる感動のストーリーをお届けいたします。

商品詳細

茶入れ×1、桐箱、作者しおり

高さ:5.2cm、直径:7.9cm
蓋径:4.1cm、高台径:4cm
本体:128g、木箱込:222g

※手作り商品のためサイズなどに若干の誤差が生じる場合がございます。

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名匠たちのものづくりを世界へ

有田焼は四百年の歴史を持つ日本磁器の創始であり、日本で最も有名な焼き物です。古くは東インド会社を通じ、世界中の王候貴族から「東洋の白い金」と謳われるほど高値で取引された幻の陶磁器でした。マイセン等の開窯にも多大な影響を与えました。明治初頭には万博で最高賞を受賞するなど、世界より高評価を得た名陶です。かつて伊万里港から世界へ輸出された経緯があるため伊万里焼という異称で呼ばれることもございます。