浴衣の下着(インナー)は何も着ない？着るものは？ユニクロで代用も

浴衣や着物のような和服は着る機会が年に数回や数年に1度程度という人が多いので、下着（インナー）に何を着ればいいのかわからないという声がよく聞かれます。

そこで浴衣のときは下着を着ないのか・着るならどんなものを選べばいいのかや、手ごろで便利なユニクロでも揃えられるかどうかについて次のようにまとめて紹介します。

女性に限らず男性のインナーについても解説するので、浴衣を美しく着るためにふさわしい下着をチョイスしてくださいね。

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浴衣の下着（インナー）は何を着る？

引用元：pixabay

浴衣の下に着るインナーは、肌襦袢＋和装専用肌着の組み合わせが最適です。

▼和装用肌着の特徴

帯で締める浴衣は普段着ている洋服よりもお腹周りの締め付けがキツく、体のラインもひろいます。

何を着るのか詳しく知らない人でもイメージしやすいのは肌襦袢だと思いますが、ブラジャーにも専用のものがありますよ。

「どうせ見えないからなんでもいいや」と浴衣の下に普段の下着を着ると、和装らしい着こなしにならなかったり、着崩れやしんどく感じる原因となるので、注意しましょう。

浴衣の下に着るものは何？女性の選び方

引用元：Pexels

女性の場合、浴衣の下には肌着＋パンツとブラジャーの下着を着ましょう。

和装用下着を選択するのが一番ですが、使用頻度が少ない物をわざわざ買うのを負担に感じるのであれば、普段用を上手に活用してください。

①肌着

和装用の肌着は肌襦袢と呼ばれ、上半身だけでなく下半身にも必要です。

▼浴衣の下に着る肌着の役割と選び方

下半身にも肌着があると汗を吸い浴衣が肌にくっつかないので、裾さばきがよく動きやすいですよ。

上下セットになったワンピースタイプが便利でよく使われます。

引用元：Amazon – [KYOETSU] [キョウエツ] 肌襦袢 和装用スリップ

主な素材は綿で吸湿性に富み、引っかかりを避けたい裾部分はポリエステルで滑りがよく足さばきがスムーズです。

和装用肌着を用意するのが難しい場合は、浴衣の襟や胸元から見えないように襟ぐりが大きく開いたものを選びましょう。

②ブラジャー

浴衣の下にもブラジャーを付ける方がいいですが、普段使っているものでは和服の形に合わずシルエットがきれいにならなかったり体に負担をかけたりする可能性があります。

スタイルアップを目指す洋服用のブラジャーとは目的が異なるので、和服用は少し独特な形をしています。

引用元：Amazon – 和装ブラジャー

背中のホックではなくフロントにファスナーがあり、胸元から帯にかけてスッキリしたラインになるよう補正します。

洋服用のブラジャーを着る場合、ワイヤーが帯と重なって痛く感じたり、肩紐のアジャスターやホックが浴衣にひびいたりするので注意しましょう。

着るものがない場合ワイヤー付きのブラジャーでも構いませんが、苦しくなるおそれがあるのでなるべく締め付けが少ないデザインの方がおすすめです。

③パンツ

浴衣の下のパンツも下着のラインが出にくいデザインを選んでください。

ガードルもいいですが補正力の高いものは苦しいので、少し余裕のあるデザインをチョイスするといですね。

浴衣のインナーはユニクロで代用できる？

引用元：Pexels

何回使うかわからない和服専用インナーを用意するのが負担だと感じる人は、浴衣の下にも着られるユニクロアイテムで代用するのもひとつの手です。

たとえばワイヤレスのブラカップとタンクトップが合わさったブラトップは、バストを保護しつつ締め付けが少ないので、浴衣の下に着用しやすいインナーです。

引用元：UNIQLO – エアリズムブラタンクトップ

素材はエアリズムなので汗をかいても快適に過ごせるうえ、ワイヤーもホックもないデザインで締め付けやラインがひびく心配をせずに着られます。

キャミソールタイプもありますが肩紐のアジャスターが背中のラインにひびいたり食い込んだりするので、タンクトップの方がおすすめです。

パンツ（ショーツ）にも、レースや刺繍のような装飾がないシンプルなシームレスタイプがありますよ。

引用元：UNIQLO – エアリズムウルトラシームレスショーツ（ジャストウエスト）

縫い目のない作りでラインをひろいにくく、生地が重なった硬い部分による肌への負担が少ないのも大きなメリットです。

無地でカラー展開も豊富なので、自分の肌と馴染みがいいものを選ぶといいですね。

浴衣の下は何も着ないのはあり？

引用元：Pexels

浴衣や和服の下には何も着ないという意見もありますが、あくまで「浴衣を寝巻きにするなら何も着なくてもいい」程度に考え、外出するなら着ることをおすすめします。

布が重なると暑いのではと感じるかもしれませんが、肌着がある方が汗を吸い快適さを保てます。

また体が透けたり肌が見えたりするのもみっともないので、浴衣にふさわしいインナーを合わせてきれいに着こなしましょう。

浴衣の下着（インナー）男性・メンズは何も着ない？

男性の場合も女性と同様、浴衣の下に何も着ないよりインナーを着るのをおすすめします。

特にスカートを履く習慣がない男性にとって、太もも同士が触れたり汗で張りついたりするのはかなり不快ですし、裾がはだけたときに素肌が見えるのはみっともないです。

メンズのステテコは軽く涼しく、足さばきもよくなるのでおすすめですよ。

引用元：UNIQLO – エアリズムデオドラントメッシュステテコ（前開き）

ユニクロで手に入るこちらは、エアリズム素材なのでサラッとした着心地で、暑い日には重ねて履く方が涼しく感じられます。

消臭効果も付加されているので、汗が気になる人にもおすすめです。

和装専用肌着に抵抗がある人は代用できるインナーを用意し、清潔感ある着こなしで浴衣を楽しんでくださいね。

まとめ

浴衣の下に着るインナーについて解説してきました。

浴衣の下の肌着類は、「和服専用のインナーがないから」と着ないのも、「なんでもいいや」と普段用の下着をつけるのもどちらもおすすめできません。

綺麗で快適に浴衣を着られるように、楽な着心地でサポートできるインナーを選びましょう。

今後も和服を着る機会がありそうならぜひ専用肌着の購入も検討し、美しく浴衣を着こなしてくださいね。