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浴衣と着物の違い!歴史・見た目で比較&夏着物との見分け方も

着物

浴衣と着物の違い

浴衣と着物はよく似た見た目ですが、実は素材や着る場面など違いがたくさんあります。

選び方や着方を間違えて恥ずかしい思いをしないためにも、着物と浴衣の違いを成り立ちや作りの視点から次のようにまとめて解説します。

浴衣の着物っぽい着こなし術や男性着物特有の違いがあるかどうかについても紹介するので、マナーを守りつつ和服を楽しむための参考にしてくださいね。

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着物と浴衣の違いは?歴史から簡単に解説

引用元:pixabay

着物と浴衣は成り立ちや元々の役割が異なるので、歴史的な違いを簡単にまとめます。

▼着物と浴衣の歴史的な違い

着物浴衣
登場した時期平安時代
起源身分の高い女性が
十二単の下に着ていた
「小袖」
貴族が蒸し風呂(当時のお風呂)
に入る際に着ていた
「湯帷子(ゆかたびら)」
成り立ち【平安時代】
庶民が表着として
小袖を着るようになる

【江戸時代】
庶民の普段着として

【明治以降】
洋服が普段着、
着物は伝統衣装になる
【平安時代】
貴族が蒸し風呂に入る際に着用
部屋着・寝間着としても着用

【江戸時代】
庶民に風呂屋文化が浸透し
湯上りの着物として

【現代】
普段着や寝間着として
役割・着るもの=着物
・江戸時代まで:普段着
・現代:フォーマル衣装
・寝間着
・部屋着
・夏用カジュアル

着物も浴衣も身分の高い人の着ていたものを起源とし庶民の普段着だった時代がありましたが、元になった着物や役割が異なることがわかります。

特に現代では、着物がフォーマルな高級衣装と扱われることが多いのに対し、浴衣はカジュアルな普段着であるのが大きな違いですね。

浴衣と着物の違い【比較表】

引用元:pixabay

浴衣と着物は役割が違うので、生地の素材や着方にも多くの違いがあります。

▼【比較表】浴衣と着物の主な違い

浴衣着物
見た目・生地・元は麻や木綿
・現在は綿やポリエルテルも
・正絹(しょうけん)や綿
・夏物以外は裏地がある
時期・季節夏(6~9月頃)年中着られる
着付け(着方)・肌着の上に着る
・帯揚げや帯締めは必要ない
・長襦袢を着る
・帯揚げや帯締めが必要
・半幅帯、兵児帯など
・主に短く細いもの
・袋帯、名古屋帯、丸帯など
・主に長く太いもの

浴衣より着物の方が高級な生地で仕立てられ小物が多いのが特徴です。

それぞれに詳細を確認しましょう。

①見た目から見分ける方法|生地

浴衣と着物は生地の素材や仕立て方で見分けられます。

▼浴衣と着物の見分け方

  • 生地:浴衣は吸湿性に富んだ麻や綿、着物は高級な正絹(シルク)や綿
  • 仕立て:浴衣は裏地がない、着物は裏地があるものが多い

一般的に着物の生地の方が高級な繊維を使って目が細かく編まれているので、光沢のある見た目で手触りも滑らかに感じられるでしょう。

また、浴衣は裏地のない単衣(ひとえ)で作られるのに対し、着物は裏地のついた袷(あわせ)で仕立てられるのも大きな違いです。

単衣で仕立てられた夏用の着物もあります。浴衣と夏着物の違いは後程解説しますね。

②時期・季節の違い

着物と浴衣は着られる時期とシチュエーションが異なります。

▼浴衣と着物を着る時期と場面

種類時期場面
浴衣6~9月頃・部屋着や寝間着として
・カジュアルな外出
着物単衣5~9月頃・普段着として
・フォーマルな場面にも◎
1~4月、10~12月頃

浴衣で外出できるのは夏場に限りますが着物にはどの季節でも着られる種類があり、結婚式や入学式のようなフォーマルな式典でも好まれる装いです。

夏場はカジュアルなお出かけには浴衣を、かしこまった場面には着物を選ぶといいですね。

③着付け(着方)の違い|肌着

浴衣と着物は着付け方法や小物にも大きな違いがあります。

▼浴衣と着物の着方

浴衣着物
着付け長襦袢は着ない肌着⇒長襦袢⇒着物の順で着る
肌着類・和装用肌着
・足袋は履かない
・和装用肌着
・足袋を履く
小物・履物・帯揚げや帯締めは必要ない
・一般的に下駄を履く
・帯揚げや帯締めを使用
・草履を履く

浴衣は涼しさも重要なポイントなので、長襦袢は着ず肌着の上に直接羽織り足物も足袋は履きません。

それに対して着物は肌着の上に長襦袢を着てから着物を羽織り、必ず足袋を履くのがマナーです。

衿元に長襦袢が見えるか・足袋を履いているかで、着たときの見た目でも区別がつきますね。

④帯の違い

浴衣は普段着なので扱いやすい短く細い帯を巻きますが、着物には太く豪華な帯を合わせます。

▼帯の違い

着物の種類帯の種類(名称)特徴
着物袋帯・フォーマル用の豪華な帯
・幅30cm前後×長さ4m30cm前後
九寸名古屋帯・袋帯よりはカジュアル
・幅35cm前後×長さ3m60cm前後
・胴回り部分の幅が半分
普段着の着物
浴衣
八寸名古屋帯・よりカジュアル仕立て
・幅30cm前後×長さ3m60cm前後
・胴回り部分も幅は一定
半幅帯・幅15cm前後×長さ3m60cm前後
・着物に合わせるのは
カジュアルシーンのみ
浴衣浴衣帯・浴衣用の一枚仕立ての帯
・リバーシブルが多い
兵児帯
(へこおび)
・柔らかい素材の両端をかがった帯
・子供、男性用の帯だったが
女性が浴衣を着る際にも使われる
・ちりめんやくしゅくしゅ素材も多い

礼装である留袖や振袖には必ず袋帯を合わせますが、浴衣にはふさわしくありません。

半幅帯や兵児帯のような、細く少し短い帯で軽やかに着付けてくださいね。

浴衣の着物風の着こなしとは?

引用元:Pexels

カジュアルな装いの浴衣ですが、次のようなポイントを押さえて着付けると着物風の少しかっちりした印象になります。

  • 長襦袢を着る
  • 足袋を履く
  • 名古屋帯を巻く
  • 帯揚げや帯締めをあしらう

浴衣は普段着なので正装としては着られませんが、カジュアルシーンでの着こなしにそれほど厳しいマナーはありません。

盛夏を迎える前であれば長襦袢や足袋を合わせたり、暑い時期なら帯揚げや帯締めを使って着物風のアレンジを楽しむのもいいですね。

【Q&A】浴衣と着物の違いに関するよくある質問

引用元:Pexels

浴衣と着物については見分け方や着方以外にも、次のような違いについて疑問を持つ人が多いです。

それぞれに解説するので、確認して間違いがないように選びましょう。

男の場合は何が違う?

メンズ着物と浴衣はほとんど同じように仕立てられ、着方は女性と同じように少し異なりますが、男性特有の違いは特にありません。

▼【男性】浴衣と着物の違い

  • 浴衣は肌着の上に直接羽織るが、着物は必ず襦袢を着る
  • 浴衣は素足に下駄、着物は足袋を履いて雪駄か草履を合わせる

帯は角帯か兵児帯を締めます。角帯はフォーマル使用ができるので着物・浴衣のどちらにも合わせられますよ。

夏着物と浴衣の違いは?

夏着物と浴衣はどちらも裏地のない単衣の着物ですが、素材や衿元の仕立てに大きな違いがあります。

▼夏着物と浴衣の主な違い

夏着物浴衣
素材正絹、ポリエステル麻、木綿、ポリエステル
衿の形広衿
(幅が広く、折って着付ける)
バチ衿
(幅が狭く、そのまま着付ける)
夏着物には「絽(ろ)」と「紗(しゃ)」があります。この二つは織り方の違いで、フォーマルにも使えるのが絽、より涼し気でカジュアルになるのが紗です。

夏着物は目が粗く透けるので、素材面からもマナーの観点からも長襦袢は必須ですよ。

浴衣・着物・振袖・袴の違いは?

和服には着物と浴衣以外にも振袖や袴があり、形や着用シーンがそれぞれ異なります。

▼浴衣・着物・振袖・袴の違い

特徴着る場面・人
浴衣・単衣の着物
・襦袢、足袋を着ない
・半幅帯や兵児帯を合わせる
・夏のお出かけ
・部屋着や普段着
着物・和服全般を指す
(浴衣も振袖も袴も含まれる)
・浴衣や振袖以外には
留袖、訪問着、付け下げなど
・着物の格に合わせて帯を選ぶ
・結婚式や式典
⇒留袖、振袖、訪問着
・普段のお出かけ
⇒付け下げ、小紋、浴衣など
振袖・袖の長い着物
・華やかな柄が多い
・袋帯を合わせる
・未婚女性の第一礼装
・着物に合わせて履くもの
(スカートのようなイメージ)
・二尺袖か振袖に合わせる
・卒業式、成人式、謝恩会など
・男性の紋付羽織袴は礼装

一言で「着物」といっても時期や場面によってふさわしい装いが異なります。

違いを理解して合う着物を選んでくださいね。

まとめ

浴衣と着物の違いを、歴史や素材・着方と多方面から紐解いてきました。

▼浴衣と着物の違いまとめ

浴衣着物
素材麻、木綿、ポリエステル正絹、綿、ポリエステル
仕立て単衣単衣(5~9月)
袷(1~4月、10~12月)
着方・長襦袢を着ない
・足袋を履かない
・下駄
・長襦袢を着る
・足袋は必須
・草履
・半幅帯
・兵児帯 など
・袋帯
・丸帯
・名古屋帯 など
用途・夏のお出かけ着
・寝間着
・留袖や振袖:フォーマルに◎
・付け下げや小紋:カジュアルに

「着物」は和服全般を意味するので、正式には浴衣も着物の中の一つですが、涼しさや扱いやすさを重視して麻や木綿で作られた普段着です。

結婚式やお宮参りのような式典には浴衣はふさわしくないので、留袖や訪問着のような格の高い着物を選びましょう。

暑さに耐えられるのであれば浴衣に長襦袢を合わせて着物っぽく着ても構わないので、季節や出かける場所によって合わせ方のアレンジが可能です。

少し工夫して、自分なりのおしゃれを楽しんでくださいね。

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