源右衛門窯とは?有田三右衛門の歴史・作品の特徴・見学情報をわかりやすく解説
有田焼の三大窯元「柿右衛門・今右衛門・源右衛門」、いわゆる有田の三右衛門の一角をなす源右衛門窯(げんえもんがま)。260年以上にわたって古伊万里の伝統を受け継ぎ、その鮮やかで力強い色使いは有田焼の中でも屈指の美しさと評価されています。この記事では、源右衛門窯の歴史、柿右衛門・今右衛門との違い、作品の特徴、窯元の見学情報までを、有田焼専門店JTOPIAがわかりやすく解説します。
- 源右衛門窯の歴史(1753年創業、六代・舘林源右衛門による古伊万里の再興)
- 有田の三右衛門(柿右衛門・今右衛門・源右衛門)の違い
- 源右衛門窯の作品の特徴(古伊万里様式・染錦・源コレクション)
- 窯元の見学情報とアクセス
源右衛門窯とは?260年以上続く古伊万里の名窯

源右衛門窯は、佐賀県有田町の山あいに窯を構える、有田焼を代表する窯元のひとつです。1753年(宝暦3年)の創業から260年以上、古伊万里様式の伝統技術を受け継いできました。
江戸時代末期から明治にかけての低迷期を経て、転機となったのが1970年代です。六代目の舘林源右衛門がヨーロッパに現存する輸出伊万里の品々を目にし、有田焼が本来持っていた技術と、そこに込められた江戸の陶工の意欲を再発見しました。以来、源右衛門窯は「本物の古伊万里」を作った江戸陶工の精神と手技を受け継ぎながら、時代と暮らしに合った磁器の機能美を追求しています。
有田の三右衛門:柿右衛門・今右衛門・源右衛門の違い
有田焼には大きく3つの様式があり、それぞれを代表する名門窯元が「有田の三右衛門」と呼ばれています。
| 柿右衛門窯 | 今右衛門窯 | 源右衛門窯 | |
|---|---|---|---|
| 様式 | 柿右衛門様式 | 鍋島様式(色鍋島) | 古伊万里様式 |
| 特徴 | 乳白色の「濁手」の素地に、余白を活かした赤絵 | 佐賀藩の御用赤絵屋の流れをくむ、精緻で格調高い絵付け | 濃い染付と赤・金の染錦。器全体を埋める鮮やかで力強い文様 |
| 歴史 | 17世紀半ば、初代酒井田柿右衛門が日本初の赤絵を完成 | 江戸時代、鍋島藩窯の色絵付けを担った今泉家 | 1753年創業。1970年代に六代が古伊万里を再興 |
| 広がり | ヨーロッパ輸出の花形。マイセンにも影響 | 幕府・大名・朝廷への献上品 | 絵付けの文様を風呂敷やテーブルクロス、万華鏡などにも展開 |
日本で初めて赤絵を完成させた酒井田柿右衛門、色鍋島の品格を守り続ける今泉今右衛門、そして古伊万里の文様をインテリアや小物にまで広げた源右衛門。三者三様の魅力があり、「柿右衛門・鍋島系を除く幕末以前の有田焼すべて」が古伊万里様式とされるため、源右衛門窯の作風はとりわけ幅広いのが特徴です。
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源右衛門窯の技術と作品の特徴

- 総手描きの文様:ろくろ成形から絵付けまで職人の手仕事。染付の渋みと素朴さに、重量感のある作風
- 鮮やかな染錦:藍の染付に赤・緑・金を重ねた、古伊万里ならではの華やかさ
- 伝統に縛られない:古伊万里を土台に、現代の暮らしに合う器を生み続ける
- 源コレクション:磁器の文様を風呂敷、テーブルクロス、インテリアに展開
- 新分野への挑戦:ハンガリーの名窯ヘレンドとのコラボレーション、磁製万華鏡、磁製万年筆など

源右衛門窯の面白さは、その豪華な絵柄の人気が焼き物にとどまらないことです。古伊万里の伝統技法と意匠を染色工芸に取り入れた風呂敷やテーブルクロスは、暮らしに趣を添える品として長く愛されています。磁器で作った万華鏡や万年筆は、有田焼の新しい可能性を示す作品として注目を集めました。
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源右衛門窯を見学するには?アクセスと営業情報

源右衛門窯では、職人の工房をガラス越しに見学できます。三右衛門の中で工房を実際に見学できるのは源右衛門窯だけといわれ、ろくろや絵付けの様子を間近で見られる貴重な場所です。敷地は大きな古い屋敷の庭のような趣があり、工房とショールームが向かい合って建っています。
| 所在地 | 〒844-0023 佐賀県西松浦郡有田町丸尾丙2726 |
|---|---|
| 電話 | 0955-42-4164(フリーダイヤル 0120-88-4164) |
| 営業時間 | 平日 8:00〜17:00、土日祝 9:00〜17:00(変更されることがあるため公式サイトの営業日カレンダーで確認を) |
| アクセス | JR佐世保線 有田駅からタクシー約5分・徒歩約30分。西九州自動車道 波佐見有田ICから車で約15分。駐車場あり |
| 公式サイト | 源右衛門窯 |
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源右衛門窯・古伊万里様式の器を選ぶなら
JTOPIAでは、源右衛門窯の磁製万年筆をはじめ、古伊万里様式を現代に受け継ぐ名窯の作品を取り扱っています。安倍元総理のルクセンブルク訪問の際には、当店の献上手古伊万里焼「染錦本金吉祥紋蓋付夫婦湯呑」がルクセンブルク首相への贈呈品に選ばれました。
- 【有田焼万年筆】選べる6種(源右衛門窯)(275,000円):磁器の万年筆。一生ものの贈り物に
- 源右衛門窯の作品一覧:源右衛門窯の通販
- 古伊万里様式の名窯:福右衛門窯(献上手古伊万里焼)
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よくある質問
源右衛門窯はいつ創業した窯元ですか?
1753年(宝暦3年)の創業で、260年以上の歴史があります。1970年代に六代・舘林源右衛門が古伊万里の技術と精神を再興しました。
有田の三右衛門とは何ですか?
柿右衛門窯・今右衛門窯・源右衛門窯の3つの名門窯元のことです。それぞれ柿右衛門様式・鍋島様式・古伊万里様式を代表しています。
源右衛門窯の作品はどこで買えますか?
有田町の窯元ショールームのほか、百貨店や通販で購入できます。JTOPIAでは磁製万年筆などを取り扱っています。
源右衛門窯は見学できますか?
できます。有田町丸尾の窯元で、職人の工房をガラス越しに見学できます。営業日は公式サイトのカレンダーで確認してください。
- 源右衛門窯は1753年創業、有田の三右衛門のひとつで古伊万里様式を受け継ぐ名窯
- 柿右衛門は赤絵と余白、今右衛門は色鍋島、源右衛門は鮮やかな染錦で器全体を彩るのが違い
- 文様を風呂敷やテーブルクロス、万華鏡、万年筆にまで展開する「伝統に縛られない」姿勢が魅力
- 有田町の窯元では工房見学ができる。三右衛門で工房を見学できるのは源右衛門窯だけ







































