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記事: 無異名焼って何?佐渡金山から産まれた世にも珍しい焼き物

無異名焼って何?佐渡金山から産まれた世にも珍しい焼き物

無異名焼の歴史

無異名焼きとは、佐渡金山で算出される無名異という土を用いる焼き物のことを言います。無名異は多く酸化鉄が多く含まれた赤土のことで、かつては漢方薬としても重宝されていた土です。無名異焼の歴史は古く、1819年に佐渡金山の坑内から採れる無名異を使って伊藤甚平が楽焼を製造したのが始まりです。1857年になると伊藤富太郎という人物が、がその無名異で本焼を始めました。 最初は質のもろいものでしたが、その後に初代の三浦常山が中国のぎこう窯の朱紫泥と同じような堅牢な焼き物にしようと試行錯誤を繰り返し、とうとう高火度の朱紫泥焼を完成させました。これが現在伝わっている無異名焼の形となり、2003年には国から重要無形文化財の指定を受けています。 初期の頃は技術的にも成熟しておらず、低火度でしか焼くことができませんでした。その質は、まるで楽焼のようだと表されるほど柔らかかったようです。柔らかすぎて日常生活の使用に耐えられませんでしたので、実用的な器にするために研究が重ねられたというわけです。 高温で焼締めた本焼の無名異焼が完成した後は作品に製作者の作家性が反映され始め、美術工芸品としての萌芽が見られるようになりました。

無異名焼の特徴

佐渡金銀山中から産出される酸化鉄を含む鉱物の無名異を陶土に使い、高温焼成したものを無異名焼と言います。その主な特徴を見てみると、製造工程において生磨きや焼成後の砂研磨という特殊な作業があることが特筆すべき点です。200目のふるいを用いてすいひした陶土は微粒子ですので約3割も収縮し、焼き上がりはとても硬くなります。叩いてみると澄んだ金属音を発するのも大きな特徴の一つであり、使って行くうちに少しずつ光沢が増していき味わいが出てきます。 無異名というと本来は薬効に優れていて胃腸病や火傷の治療、止血剤にも効果を発揮するものでしたので、中には佐渡の自然の石や木灰を調合した釉薬や登り窯による窯変美を追究している窯元もあるようです。ちなみに、すいひとは微粒子の粘土を調整する工程で砂や不純物等を取り除く作業のことであり、非常に大事な作業となります。この工程を丁寧に行うことで、より細かな粒子に仕上げることができ、堅牢さも増します。

無異名焼の作り方

普通の陶芸であれば、形ができれば乾燥させて焼く作業にはいりますが、無名異焼は他にはない作業を行います。それは生磨きと言って、半乾燥状態になったところで竹や金属でできたヘラを使って表面を締める作業です。すると、陶器の表面がより磨かれて締まっていきます。この作業はかなり手間がかかりますが、仕上がりを左右するので手を抜くことはできません。生磨きを終えたあと、水分が完全になくなるまで乾燥させて1200℃以上の高温で焼きます。焼き上がったあとは、陶器が冷めるを待って取り出します。そして、またもや無名異焼の独特な工程である砂磨きまたは砂研磨と呼ばれる作業を行います。これは砂や布を使って表面を磨く作業です。この作業を行うことで、釉薬を使わなくても艶のある鮮やかな赤が特徴的な陶器ができあがります。

無異名焼の窯元の紹介

今でも無異名焼を受け継ぐ窯元はいくつもあります。それぞれの窯元によって少しずつ違いがあり、伝統を一番に重んじて作品を作り続けるところもあれば、伝統を大事にしながらも新しい作風にチャレンジするところもあります。こういった焼き物には個人の好みも関わりますので、購入する側の好みで窯元を選ぶのがおすすめです。 現在どのようなものを作製しているのかをチェックしたい時には、公式サイトを見るのが一番です。それぞれの窯元で作られた焼き物を画像で見ることができ、今の活動状況についても把握できます。最近ではSNSを活用した作品紹介も行われるようになっていますので、利用しているSNS上で情報を調べることも可能です。 画像で焼き物を見て惹かれるところがあれば、実際に作品に触れるチャンスがないかを確認しましょう。画像で見るのと実際に触れてみるのとではまた感じ方が異なり、触れることでその良さを再認識できることもあります。

無異名焼が体験できる施設

無異名焼の陶芸体験ができるところはありますが、数としては多くはありませんので、現地に足を運ぶ前にきちんと確認しておくことが大切です。当日に予約なしで受け入れてくれるケースもあり、予約が必要なケースもあります。飛び入り参加がOKとなっていても、大勢で行く場合には事前に連絡を入れた方が安心です。時間はどこでも数十分程度となっていて、スタッフが丁寧に指導してくれます。 料金は3千円程度のことが多いのですが、これも窯元によって差がありますし、作りたいものの大きさでも変わるようです。予約は電話やインターネットサイトから入れられるようになっていて、インターネットサイトでは空き状況の確認もできます。人気のある窯元ではかなり先のスケジュールも埋まってしまうことがありますので、予定が決まっている場合にはできるだけ早めに予約を入れることをおすすめします。一度に受け入れられる人数も、それぞれ違いますので要確認です。

無異名焼の販売サイトや実店舗の紹介

無異名焼の陶芸体験ができるところはありますが、数としては多くはありませんので、現地に足を運ぶ前にきちんと確認しておくことが大切です。当日に予約なしで受け入れてくれるケースもあり、予約が必要なケースもあります。飛び入り参加がOKとなっていても、大勢で行く場合には事前に連絡を入れた方が安心です。時間はどこでも数十分程度となっていて、スタッフが丁寧に指導してくれます。 料金は3千円程度のことが多いのですが、これも窯元によって差がありますし、作りたいものの大きさでも変わるようです。予約は電話やインターネットサイトから入れられるようになっていて、インターネットサイトでは空き状況の確認もできます。人気のある窯元ではかなり先のスケジュールも埋まってしまうことがありますので、予定が決まっている場合にはできるだけ早めに予約を入れることをおすすめします。一度に受け入れられる人数も、それぞれ違いますので要確認です。