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釉薬を巧みに操り、「辰砂」「油滴天目」「銀河」など数々の美しい窯変物を生み出す有田焼「真右エ門窯」。本記事では、宝石のような美しさが魅力の「真右エ門窯」に着目していきます。 真右エ門窯の軌跡 昭和47年、初代真右エ門(真一郎)が当時としては数少なかった大物造りに思いを馳せ真右エ門窯を起こしました。初期においては染め付けの大物(二尺~三尺高)を造っていましたが、次第に窯変物へと...
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小石原焼とは、福岡県朝倉郡で作られている陶器です。素朴なデザインが印象的な小石原焼ですが、その作品にはいったいどのような特徴があるのでしょうか。今回は窯元から歴史など2020年現在の最新情報を提供いたします。 小石原焼と高取焼の歴史 小石原焼は1677年に福岡藩主黒田光之が高取焼の陶工を招いて開窯させたのが始まりです。有田焼の開窯が1600年代前半であることを考えると多少新しい...
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超意外!有田焼で出来たカップヌードルのフタが本物そっくりと評判に
有田焼とカップヌードル。意外な組み合わせがいまネットで評判を呼んでいます。有田焼で出来たカップヌードルのフタが本物そっくりだというのです。いったい、どのような商品なのでしょうか。 有田焼で出来た「カップヌードルウェイト」 話題の商品の名前は「カップヌードルウェイト」といいます。ウェイトとは「重し」という意味。製造しているのは佐賀県西松浦郡有田町にある篠英陶磁器という会社です。同...
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鮮やかな色使いは有田No.1!?有田の一大窯元「源右衛門」の秘密!!
有田焼の3大窯元「柿右衛門・今右衛門・源右衛門」の一角をなす源右衛門窯!その「鮮やかな色合い」は有田焼ブランドの中でも最も美しいと高く評価されています!今回はその源右衛門窯の成り立ち(歴史)や作品の特徴を通じて、最後におすすめの源右衛門商品まで紹介しちゃいます!! 260年余り続く「源右衛門窯」の歴史と伝統とは?? 湯呑のみならず、風呂敷やテーブルクロスまで幅広くその模様が...
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こんにちは!今回とりあげます記事のテーマは「萩焼」になります^^!読み方は「はぎやき」になります!!山口県萩市そして西日本を代表する伝統工芸品「焼き物」の一つですね!! 日本三大焼き物と呼ばれる作品は「有田焼(伊万里焼:佐賀県)・美濃焼(岐阜県)・瀬戸焼(愛知県)」と呼ばれる焼き物ブランドになりますが、山口県の焼き物である「萩焼のブランド力」はいまだ健在です!! 今回の記事では、その「日...
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花瓶や徳利・コーヒーカップ!東北が誇る名門「相馬焼」の秘密!
知る人ぞ知る東北の焼き物!相馬焼 今や数多く世界中のファンから愛される「JAPANの伝統工芸品」!その中でも「JAPANの焼き物(陶磁器)」バリエーションの豊富さや(国内・海外における)人気度には目を見張るものがあると思います!!最も有名な焼き物ブランドでは、その歴史が深いという意味で「磁器(石を材料にして作る焼き物)の有田焼」そして「陶器(土を材料にして作る焼き物)の美濃焼・瀬戸焼」...
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西郷どんといえば鹿児島!南九州の芸術「薩摩焼」の特徴とは!?
NHKドラマ『西郷どん』が今年は放送されています^^!視聴率は始まったばかり(?)で未だ未だどうとも言えませんが^^; 今後の『西郷どん』は西郷隆盛に関するブーム(流行)への火付け役になっていくでしょうか^^!? そして今回のテーマは、その「西郷隆盛を生んだ鹿児島発の伝統的焼き物」になります!! 鹿児島は沖縄島を除き、橋で繋がっている日本列島の最も南に位置する場所!その地理的な特異性も相まっ...
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150万人を超える日本最大の陶器市!有田焼陶器市と有田の観光名所
日本人は世界の中でも焼き物好きとして知られています。 他の国の人々ももちろん、毎日の生活の中で食器や花瓶などの焼き物を使っていますが、日本人は生活の様々な場面に焼き物を取り入れています。 リビングや玄関を飾る置物や、トイレの便器でさえ実は焼き物でできているのです。 これだけ日常生活に焼き物を取り入れる無類の焼き物好き・日本人が住む、この日本には全国様々な場所で陶器市が開催されています。 日...
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観光地にある土産店に足を運べば、工芸品や民芸品が店頭の棚を賑わせているます。言葉も語感も似ている二つの言葉ですが、一体伝統工芸品と民芸品の大きな違いとは何なのでしょうか。 民芸品と工芸品の違い 結論から言うと大枠での意味は基本的には同じです。通底するものは地域の文化風土から誕生した日用使いの手工業製品であるということです。伝統工芸品の場合、伝統技術や技法、素材を用いることが...
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益子焼は北関東の器として知られています。民芸品として発達した品ですが、一体どのような歴史や特徴があるのでしょうか。人気窯元や通販サイトまでその全貌と細部に迫ってみました。 益子焼の歴史と特徴 1853年に笠間の陶工、大塚啓三郎が益子で粘土を発見し、窯と築いたのが益子焼の始まりです!当初は笠間焼に影響を受け、甕や壺などの日用品を生産し、黒羽藩の殖産として生産を奨励したこともあって発展...
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